2014年:グアム
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はじめに
平成26年3月、今年は医局旅行でグアムに行きました。
グアムは五度目の医局旅行となります。
今回は8月に隣地に新築開院するパレットの結束を高めるためにパレットのスタッフを主として行って来ました。
沖縄の米軍基地の移転問題で国外移転地として名前が挙がった地であり、太平洋戦争の末期、アメリカが日本本土を攻撃するのにもっとも重要拠点として欲し、激しい攻防戦が行われた地です。
戦争を経験し、ことあるごとに戦争の悲惨さを語ってくれた昨年10月に他界した会長への鎮魂の意味も含め戦争を知らない我々が少しでも戦争の事を知ろうと行って来ました。
グアムが激戦地であったことを知らないみんなが何を感じ想ったかを是非お読み下さい。
博心会研修旅行実行委員会 鈴木 博士
グアムへは、今回で4回目になります。
毎回何がしかの観光をするのですが、今回は、「ヒストリカルツアー+タロフォフォ滝公園」と言う事で、太平洋戦争の戦跡をめぐるツアーです。
戦後約70年近く経って見る戦闘機の機体や博物館で見る武器や写真など生々しく、また、タロフォフォ滝近くで見た、横井さんの洞窟などでは、虫も多くいるところで28年も生活していたなんてと、思うと言葉にもなりませんでした。
今回は、以前にも泊まったグアムリーフホテルで、インフィニティープールと言う海に面したプールに年甲斐もなく若いお姉さん達と一緒に入りはしゃいでしまいました♪
そして、ドレスコードの有るヒルトンホテルのレストラン「Roy‘s」でステキなディナーを頂きました。
特にチョコレートスフレは、とってもおいしかったです!
薄井 芳子
2014年3月9日~3月12日までグアムへ研修旅行へ行きました。
出発の日成田では天気は悪く霙が降ってました。
グアムへ到着天気は晴れ事前に調べた時天気予報では雨となっており晴れて本当によかったです。
そのまま恋人岬へ恋人岬とあってウエディングドレスをきたカップルがいてとても素敵でした。
そして日本でもよくある鍵に願いを書いてくっつけておくタイプなどありました。海がとても綺麗でグアム来たんだなーっと実感しました。
そしてホテルへ
ちょっと疲れもでて眠りそうでしたが着替えてBBQをする場所へそこはフラダンスを見ながらBBQが出来る所でした!
まわりも盛り上がり、またこういう所に来たいと思いました。そしてホテルへ戻り就寝。
2日目グアムで行われた太平洋戦争ヒストリカルツアーに参加しました。海の近くに防空壕.大砲忘れないようにとってあるんだなと思いました。
印象に残った場所は記念館です。
個人で集めた戦争でつかったものがたくさんあり戦車にも乗ることもできました。
タロフォフォの滝では最初にロープーウェイに乗り植物を見ながら大自然を体験しました。
そして到着滝からのマイナスイオンを体全体で浴びることができました。森林浴とマイナスイオンでストレス解消.自律神経改善にいいとされているようです。
そして横井庄一さんが28年間過ごした洞穴も見にいきました。まわりはジャングル!
この中でまだ戦争は終わってないと思いながら毎日緊張感をもって28年間も過ごすことはなかなか出来ることではないと思います。
そしてホテルに戻り食前会をしてからヒルトンホテルへ料理はとてもおいしく、やはり最後のチョコレートスフレケーキがすごくおいしかったです!
3日目 自由行動ショッピングやプール.海とても有意義に過ごせました!
小川さんとおソロのワンピースを着て出かけてとても楽しかったです!
4日目 宮崎さんと再会、グアムでの生活など聞きご飯を食べました。
空港へ 成田へ出発!
はじめて研修旅行でどうなるか不安もありましたが自分で学ぶことが多く勉強になりました。
スタッフ間でのコミュニケーションなど多くとることができとてもよかったです。
飯塚 葵
グアムは今回で2度目でしたが、本当に何年ぶり?
20年ぶり位だったのでとても新鮮で楽しい旅でした。今年は取手中央タウン歯科からの参加出来るスタッフが1人だったけれど、家族のサポートのおかげで参加出来、訪れたことのない「ヒストリカルツアー」で、戦跡が語る日本とグアム・アメリカの太平洋戦争について見学しました。
タロフォフォ滝公園では、英雄の横井さんが28年間生活していた洞穴を見学してこんなジャングルに身を隠していたことにとても驚愕しました。
なかなか訪れない地を見学出来てとても勉強になりました。
また、夕食会にヒルトン「ロイズ」スパレストランでとても美味しいフルコースを頂き、接客も勉強出来てすばらしいひと時を過ごせました。
今年はパレットが新しくなる記念の年で、夏のユニフォームを購入する(アロハ専門店)ところに立ち会うことが出来て私自身博心会勤続24年目になりますので、喜ばしい事です。
来年も参加出来るといいですね!
佐藤 智恵子
3月9日(日)AM9:25発 グアムへ飛行機に乗るのは何年ぶりでしょうか?
しかもこの歳まで海外に行ったことがなく….。
3~4時間で到着しそのまますぐ恋人岬へ、高台にありそこから見える景色がきれいで風が気持ち良かったです♪
夜はオンワードウォーターパークでBBQ&ポリネシアンショーに行きました。
みんなでワイワイ食べてショーを見てました。
かなり煙かったけど星野先生がステージに連れて行かれ踊ってる姿がかわいかったです。
全然できてなかったけど(笑)
博物館 歴史公園など7か所回りました。そこで見た資料や武器など恐かったです。
その後ホテルに戻りミーティングの後タクシーで移動しみんなドレスアップしてロイズで夕食。
みんなと楽しい時間を過ごしました。
早めに切り上げ海に行くつもりが夕方までかかってしまいました。うす暗くなってたけど急いで海でチャプチャプしてきました。
最終日みんなでアロハシャツを探しにいきました。
あれは?これは?とみんなで選んだり合わせたり、普段一緒にショッピングしないのでおもしろかったです。
3泊4日の研修旅行 普段話せないこととか話たり新しい一面が見れたり楽しい旅行になりました。
行天 麻美
旅先はグアムです。
今回の旅行では、太平洋戦争の戦跡をめぐるツアーに参加しました。
防空壕や見張り台、食料にしていたパンの実、タロフォフォの滝、慰霊碑などをみました。
見張り台は海岸に近く、すごく景色のいいところです。
ここで、戦いをくりひろげていたかと思うとなんだか悲しくなりました。
歴史の授業で戦争のことを学んだり、映画などで戦争を題材にしたものを見ていましたが、実際の現場というかその場をみることで、平和がとても尊く大切なものだということを感じました。
今のグアムのイメージは「観光」がとても強いですが、戦争の歴史、自分の住む日本との戦争の歴史があることが、なんだかもやもやしたような少し暗い気持ちになりました。
旅行の間、時々スコールが降ったりと快晴の天気ではありませんでしたが、空の青さと雲と海との景色を楽しめました。
お買い物に海に食べ物にと満喫した旅行でした。
鵜沢 聡子
今年の研修旅行は3月9日~3月12日の3泊4日でグアムに行きました。
1日目は空港に着いてからそのまま観光名所の恋人岬に行きました。
ハートのカラフルな鍵が沢山付いていてすごかったです♡
夕食はファイヤーショーを見ながらのBBQ,煙がすごくて目が痛かったけどたのしかったです♪
2日目は「ヒストリカルツアー+タロフォフォ滝公園」にみんなで参加しました。
ガイドの人は80歳?位なのにとても元気なおばあちゃんでした!
そのおばあちゃんに連れられ初めての所や知らなかったグアムの歴史を学べてとても勉強になりました。
3日目は自由行動♡午前中に買い物をして午後はビーチに行こうと計画していたのに、小物や、雑貨、お菓子などカワイイ物がいっぱいで、買い物が終わってホテルに戻ったのが夕方になってしまって急いでビーチに行ったらちょうどサンセットが見れてとても綺麗でした♡
最終日には元スタッフの宮崎さんとみんなでランチできてとても楽しい旅行でした♪
野口 文
今回は人生で2度目、博心会では初のグアムへの研修旅行でした。
始めてのグアムへの旅行は親の歯科医院での医局旅行でグアムへ行ったのですが、その時自分は小学生と言うこともあり、今回のグアム旅行は視点や感じるものが全く違った旅行となりました。
戦争の歴史を肌で感じ、学べた事や、車の運転を海外で出来たこと。
グアム島の地元のスーパーなどを周り、日本と異なる環境での日常生活を過ごせたことは自分にとって新鮮で心地よい4日間となりました。
また、仕事場でしか会わない仲間達との旅は、色々な表情を見れたのでとても楽しく、博心会には週に2日しかいられない僕にとっては4日も仲間達と一緒にいられることがとても楽しく、距離を縮められる良い機会でした。
以前博心会でグアムに訪れた時にヤシの木を植えていたらしく、その木をバックに写真を撮りました。
その思い出、経験がとても微笑ましく、博心会の暖かい歴史を感じました。また仲間達とグアムに行く機会があれば、今回の思い出を振り返りながら仲間達と楽しい時間を共有できると思うと今から将来が楽しみです。
今回の研修旅行は、博心会の一員になれたことを幸せに思える、始めての研修旅行となりました。
星野 順也
グアムと言えば青い空 青い海 ショッピング!まさにリゾート地♪
そんなイメージの強いグアムですが約70年前はアメリカと日本の戦地であった事をどれくらいの人が知っているでしょう?
今回の研修課題はグアムと日本の戦争の歴史を知るというものでした。
まず驚かされたのが戦争が行われていたのが70年前とそう遠くないことです。私の中で“戦争は遠い遠い過去のもの”としてとらえていたものが 急に間近に感じました。
まず簡単に流れを説明します。
アメリカ領土だったグアムを日本が占領し日本の国土に。
約3年後にアメリカがグアムを奪還。グアムが日本のものだった期間は短かったものの、その期間 先住民を収容所にいれたりと酷いものだった様です。
戦争について学んだ後に見るグアムの風景はかなり違ったものでした。
透き通るほどの青い空から無数の爆弾が降り注ぎ 地上では生きるか死ぬかの戦いが行われ私が今立っている場所でも誰かが無念の死を迎えたかもしれない…そういった歴史の上に今のグアムがある事を忘れてはいけないのだ思いました。
普段日本で生活していると戦争は過去のもののような感じにおもわれますが今この瞬間にも世界のどこかで戦争が行われ尊い命が失われているのが現実です。
国が違えば色々な問題が出てくるのは仕方ありませんが今の子ども達が大人になった時に本当に戦争は“過去のもの”と言える時代がくることを願うとともに、それが戦争を経験した方々の願いでもあると感じた医局旅行でした。
鈴木 彩花
今年は3泊4日でグアムに研修旅行に行きました。
私事ですが、初めて試験の結果を気にせず心から楽しめた研修旅行でした。
博心会の研修旅行は海外なので、毎年成田空港から出発するのですが、成田空港と言えば私が日本一大好きな場所といっても過言では無い位の私は成田空港マニア♡
私にとっては海外に行く楽しみと成田空港へ行く楽しみが同じ位なので間違いなく博心会の中で一番研修旅行を楽しみにし、楽しんだと思います。
成田空港は沢山のHAPPY&SMILEがある行くだけで元気をもらえる素敵な場所。そんな素敵な場所から旅行がスタートしました。
飛行機の中では普段頑張っている疲れが溜まっていたせいか睡眠をとっているスタッフが多かったです。その中でも成田空港マニアの私は『あぽやん』の小説を読みながらフライトを楽しみました!!
グアムでは、海で泳いだり、観光をしたり、みんなでBBQをしたり、買い物をしたりと本当に楽しい時間を過ごせました。
その中でも、私が特に思い出に残った2つのことを今回はお話しさせて頂きたいと思います。
1つ目は、戦争の跡地を1日かけて周ったことです。
現在のグアムは私たち日本人としてはリゾート地というイメージが強いと思います。
私も今回跡地を巡るまでは日本人が羽を伸ばす場所だと思っていました。
しかし、昔日本はこんなに自然豊かなグアムでアメリカと戦ったそうです。
現在グアムはアメリカ・・・という事は日本は戦争に負けたことになります。
私は戦争を体験したことがないので、戦争がどのようなもので、どれくらいの犠牲があるものなのか?
どれだけ辛いものなのかハッキリわかりませんが、戦争経験者の方のお話、写真を見る限りでは、人が人を苦しめて大切な物を自ら無くすものであり、本当に戦争からは得るものは何もないと思いました。
戦争経験者の方も『相手が怖くて毎日が恐怖であり、相手のことが憎くて仕方がなかった』とおっしゃっていました。
しかし、戦後何年かしてグアムで追悼式が開催され、その時に何人か戦争に参加していた日本人とアメリカ人も招待されたそうです。
一瞬でも殺し合った者同士が合うということは凄く複雑だったと思います。
でも、日本人の方は『お互い同じ思いをしてまたこうやって会えることはシアワセなこと。
今は恨みではなく相手のことを許そうと思える。』と笑顔で話しておられました。
私はその一言を聞いた時、涙がでそうになりました。
『すぐに上手くいかないと落ち込み諦める私、自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなる私、誰にも弱みを見せない私』とにかく自分のことを守り、保つことが強さだと思っていました。
しかし、今回のお話を聞いて、強さとは『相手を許すこと、誰かを守ること、誰かのために頑張ること』のように感じました。
今の日本があるのは、昔私たちのために頑張ってくれた方々の努力があってのものだと改めて思ったので、私も未来を担う子ども達に何かを残せるように毎日を大切に努力して生きていかなければいけないと思いました。
2つ目は、皆でアロハシャツを見に行ったことです。
パレットデンタルクリニックが8月から隣地で新しく生まれ変わります。
それに伴いミーティングで『夏のユニフォームをアロハシャツにして季節感を出したい!!』と言う意見が出ました。
今回行ったお店はHANDMADEのお店なので、サイズ合わせだけして日本に帰って来てデザインと柄を決めました。
まだ手元に届いていないので、どのように仕上がったのか分かりませんが、皆で決めて実行出来たことが嬉しかったです。
これからも、スタッフ全員で決めて実行し、患者様に育てて貰えるような医院にできるように頑張りたいと思いますので宜しくお願いします。
♡患者様もNEWパレット、アロハシャツを楽しみにしていて下さい!!
鈴木 冴沙
行き先はグアムということで、私は初めてのグアムだったのでとても楽しみでした。
1日目はグアム空港から恋人岬へと向かいました。
日本にある恋人岬と同じように恋人同士の南京錠やカードがたくさんあり幸せの鐘もありました。ちょうど結婚式の写真を撮っている方の姿も見ることができたので、自分自身もなんとなく幸せな気持ちになることができました。高台からの景色はとても綺麗でグアムの海や町並みを一望できました。
その後はホテルへ一度戻り、夜はボリネシアンショーを見ながらBBQでの食事をしました。本場のダンスはさすがだな…と感じるくらい迫力があり、BBQもとても美味しかったです。
2日目はグアムのヒストリカルツアーとタロフォフォの滝めぐりへ行きました。ヒストリカルツアーでは太平洋戦争に関わる場所をいくつも回りましたが、特に印象に残っているのがアサン湾展望台で見た記念碑に書かれた名前です。綺麗な景色とは対照的に、この戦争で亡くなった方々がこんなにたくさんいることに
言葉がなかったです。
また、グアム平和慰霊公苑では慰霊と平和の願いを表す合掌を意匠したモニュメントがとても目立っていました。祭壇が置かれていた建物の中には日本兵のたくさんの遺品もあり、みんなで順番にお線香をあげてきました。途中でタロフォフォの滝へ行きましたが、大きな公園の奥にあるためケーブルカーを使って移動しました。タロフォフォの滝は横幅がある大きな滝でとても綺麗でした。
そしてここには、日本兵の横井庄一さんが28年間もジャングル生活をしていたという洞窟もあったので貴重な場所を見れてよかったです。
ヒストリカルツアーでガイドをしてくれたみつこさんという方は83歳と言っていましたが、とても元気でインパクトがあり、戦争の詳しい話はもちろんですがたくさんの草木の名前なども知っていてそれもすごく勉強になりました。
ツアーが終わりホテルに戻ってからはドレスアップをして、ホテルのスカイラウンジで食前会をしてからヒルトンホテルへ移動しディナーへ行きました。少し体調不良になりみなさんにはご迷惑をおかけしましたが、ディナーは美味しくいただけてよかったです。料理はどれも美味しくて最後のデザートのチョコレートスフレケーキはとっても絶品でした。
3日目は自由行動ということで、免税店やプラザなど近くのお店をたくさん周ってお買い物をしました。また、ホテルのプールや海にも行ってたくさん写真を撮れたのでよかったです。
最終日には以前パレットにも手伝いに来てくださっていた宮崎さんとも会うことができ懐かしかったです。その後はみんなで夏の制服を選びにアロハシャツ屋さんへと向かいました。いろんなデザイン、柄がありとても悩みました。素敵なアロハシャツばかりだったので夏に制服を着るのが楽しみです。
3泊4日のグアム旅行、あっという間に過ぎてしまいましたがたくさんの思い出ができました。
また来年が楽しみです。
小川彩花
グアムに行って来ました。去年までは飲み仲間であり、大先輩の会長が一緒の研修旅行でしたが、昨秋に亡くなったため、ちょっと寂しい旅行になりました。
今回の旅行は、8月に新しく生まれ変わるパレットで着る夏バージョン制服をみつけるのが1つの目的でした。
以前、博心会に勤めていてグアムに嫁いだスタッフが事前に調べてくれたお店に全員で行き、吟味してオーダーしてきました。(8月末~9月一杯までスタッフ全員でアロハでお迎え致します!楽しみにして下さい。)
もう1つの目的はグアムの歴史について考えることでした。
小さな穏やかな島とその住人は、スペイン、アメリカ、日本、アメリカの順に統治されてきました。
その中でも、日本は現地の人の自由を奪い過酷な労働を強いりました。
現在の日本では考えられない醜いこともたくさんしてきました。
それにもかかわらず、グアムの人々は観光に訪れる私たちを笑顔であたたかく迎えてくれます。
だからこそ、私たちの先祖が戦争で他の国の人々にしてきたことを決して忘れてはならず、未来の子ども達にも事実を曲げることなく伝えていかなければならないと思いました。(今回の旅行では、悪いとこも正しいこととなり得る「戦争」の怖さを新ためて知りました。)
鈴木 伸江
今回は数回訪れたことのあるグアムです。
いままでは南国リゾートを満喫する旅行でしたが今回は太平洋戦争に関係する博物館や史跡を中心にした旅行でした。
その中でも最も印象深かったのは太平洋戦争国立歴史博物館です。
小学生のころ戦闘機や戦艦などのプラモデルをよく作っていたので世界史や日本史はそれほど強い関心はありませんでしたが太平洋戦争には色々と興味がありました。
ここの展示の一つにアメリカ海軍がアサンビーチから上陸、グアム奪還に向けて激しい戦闘が繰り広げられた一連の上陸作戦を音声と映像、そしてグアム島の地図に点灯するライトで確認することができるものがありました。
この戦いで日本、アメリカ双方で28000人を超える死傷者を出したそうです。
この展示を見ているうち、ふと以前見た映画が浮かんできました。
「プライベート・ライアン」の冒頭のノルマンディー上陸作戦のオマハビーチの戦いのシーンです。
かなりリアルな描写で手足が吹き飛んだり内臓が飛び出たり炎に包まれて爆死するなど今でも強烈な印象が残っています。
このアサンビーチでもこれと同様な戦いが展開され現在は日本から訪れる有数のリゾート地ということを考えると70年という年月を実感させられるのと同時に中央タウン歯科医院が開業から30年経ったことを思うとそんな昔の出来事ではないのだなと複雑な感じがします。
今回の旅行でグアムには日本人が忘れてはならない哀しい歴史があったことと平和の日々の尊さを再認識することができました。
中曽根 敏明
3月9日(昨年亡くなった会長の誕生日)から三泊四日の日程でグアムに行ってまいりました。
グアムは医局旅行としては、5度目になります。
過去4度訪れる度に、グアム・サイパンでは沢山の人が戦争で亡くなっているのだと語っていた会長が亡くなって、初めてグアムでの太平洋戦争についてみんなで学ぼうと今回の研修旅行は計画されました。
そして、前回グアムで植樹したヤシの木の成長を確かめに行くこと、パレットの夏のユニフォームとしてアロハを探すこと、昨年まで我々の仲間として働いていて、グアムに嫁いだスタッフに会うことも目的としました。
今回の旅行は前日までに終わらせておかなくてはならない仕事が沢山あり、寝坊も出来ないので成田に前泊しました。
成田の朝は早くから混み合っていると思いきや、ホテルから見える高速の出口は車は少なく、外に出てみると冷気に包まれより一層静けさを感じます。
泊まったおかげでゆっくり朝食をとり(朝食レストランは中国の団体と一緒になり、早朝の静けさとはうってかわり会話が出来ないくらいにぎやかでした。)余裕をもって空港へ行くことが出来ました。
グアムに着き、ホテルにチェックインする前にグアムが初めてのスタッフのためにグアム観光の定番恋人岬と前回の研修旅行で植樹したヤシの木をみるスケジュールを組んでいたので、専用バスで出発!
恋人岬は行く度にどんどん観光地化されて今回はウェディングドレスとタキシードのカップルが写真を撮っていました。
きっと専属のプロデューサーがいるのでしょう。
恋人岬から宿泊するホテルを通り、植樹をしたアルパンビーチクラブへ・・・???あれここはどこ?到着してビックリ!!パシフィックアイランドクラブじゃん!!
到着からチェックインの間の数時間だったので経費削減で添乗員を付けなかったので、場所が違うことを言っても運転手は自己判断では動けないからと会社からの連絡を待つばかり。
らちがあかないので会社に電話してもらい変わって説明したら、今からアルパンビーチクラブへ行っていたら、夕食を含めこれからの予定がくるうのでホテルへ向かってほしいとのこと・・・目的のひとつだったヤシの木は・・・初日からつまずいてしまいました。
むしゃくしゃした気分でホテルにチェクインして部屋に入り荷ほどきしていたら、カメラがない!!またまたつまずき!カメラがなかったら写真が撮れないじゃん!!
パシフィックアイランドクラブでは写真を撮っていたので、座っていたロビー?電話をしてみたが、見当たらないの返答↓あとは考えられるのはバスの中に置き忘れたか?
今回の旅行を頼んだ旅行会社の地元デスクに電話したら、バスのナンバーは?
そんなの見て覚えているわけないじゃん!!チャーターした専用バスなので調べてよ!
誰に話してもライカのカメラだからでてきっこないよ!
メディアを変えれば使えるから持ってかれちゃうか?ここは海外だし・・・↓
諦めて星野先生のカメラを借りて記録を残すことにしました。
二日目は、初日の不幸を忘れて博心会研修旅行用にアレンジしてもらった「ヒストリカルツアー+タロフォフォ滝」へ、今回は太平洋戦争に目を向けていつもと違った視点からグアムを見るのに重点をおき、戦争の事を良く知るガイドを頼んだら本当に戦争を体験した(?)年配のガイドさんが来て色々と話をしてくれました。
今まで何度も訪れていたグアムなのに、なおかつ何度も通っているメインストリートの横に戦跡や資料館・博物館があったとは・・・!
アメリカ軍が同日上陸を行った激しい攻防戦のあったアサンビーチとアガット湾は何も知らない観光客を来させたくないのかガイドブックにも詳しく取り上げられていないので、海もとてもきれいで静かな場所です。
メモリープレートが立っていて、当時の写真が載っています。地形はほとんど当時のままで、そこにこの人たちがいたのだとリアルに状況を垣間見ることが出来ます。
太平洋戦争国立歴史博物館には、施設の真ん中に大きなグアム島のジオラマがあり、そこにレーザー光線をあててどのように米軍と日本軍が戦って、米軍が陣地を拡大していったかが手に取るように分かるようになっています。
それを見ていて逃げ場のない島でじりじりと追われていった日本軍の戦士たちはどのような思いでいたのでしょうか?
ガアンポイントには日本軍の高射砲や対空機関銃が残されていて、近くには防空壕やトーチカの跡も残っている。
そのトーチカには高木隊第二分隊と部隊名が彫られていました。
果たして無事だったのだろうか?
アサン湾展望台には、グアムの島民への日本軍の侵略と占領を示すレリーフと米軍による解放を示すレリーフが置かれています。
グアムの人々は日本軍に強制労働をしいられたりして大変な思いをしただろうに、何故日本人を暖かく迎えてくれることが出来るのか?
不思議よりも、とてもありがたく思えてきます。
今回の旅行ではいつも行こうと思いながらなかなか行けなかったタロフォフォの滝にも戦後28年間も横井正一さんが隠れ住んでいた洞穴(本物は私有地の中にあるために、ここにあるのはレプリカ)を見るために行くことが出来ました。
ミクロネシアで只一つのロープウェーはちょっとスリリングですが、豊富な水量を誇る滝はマイナスイオンの宝庫と言う感じでした。
それにしても、横井正一さんは奥深いジャングルに身を潜めいつ敵に見つかるか分からぬ状況の中、一人でよく28年間も生き抜いたと感心しました。
太平洋戦争博物館は個人が集めた戦争関係の品々が正面を入って右側が日本、左側がアメリカと分けて展示されていて、写真だけでなく当時使用されていた武器などを間近で見ることが出来ます。
屋外には当時の戦車やゼロ戦の残骸などがあり、戦争を知らない私たちでも当時のことが良くわかるようになっています。
ツアーの最後には南太平洋戦没者慰霊公園に行きました。
太平洋戦争で亡くなられた方を慰霊するために慰霊と平和の願いを表した合掌のデザインの慰霊塔が立っていて、この辺りはグアム最後の激戦地で日本軍の司令部が玉砕するまで戦った場所だそうです。
建物の中には、日本兵の遺品が数多く置かれていて、仏像が安置されているためか誰一人おしゃべりするでなく、平和の中で何不自由なく生きているありがたさに改めて気づいたような気がしました。
グアム旅行の一番の目的は、ほとんどがリゾートだと思いますが、日本人ならば観光ついででも良いので、一度は訪れるべき場所ではないかと思いました。
ツアーから帰り、明日の自由行動のためにレンタカーを借りにホテルのツアーデスクに行き、名前を言ったら、「カメラのメーカーと色は?」何を唐突に聞くのか驚きはしましたが、どこをどうやって経由してきたのかわかりませんが、明日レンタカーを受け取りに来たら一緒に手元に戻ることになりました。
おそらく来た時の胡散臭いバスの運転手がカメラに気がついてホテルのフロントではなくツアーデスクに電話をかけて本人の物か確認して持って来てくれることになったのだと思います。何はともあれ、バスの運転手さんの良心に感謝!
三日目はいつもと同様借りたレンタカーでいつものコースをドライブ。
そして、今回の研修旅行の目的のひとつだった3年前に植樹したヤシの木をアルパンビーチクラブにより見ることが出来ました。
海に近い砂浜に植樹したので台風などの影響でどうなっているか心配でしたが、しっかり根を張り育っていて良かったです。
小さい島なのであちこち寄り道をしても半日もあれば一周できてしまいます。
メインストリート以外は車も少なく、右折左折を気を付ければ南国の風を受けながらのドライブはお勧めです。
最終日にはパレットの開院に合わせて着る予定のアロハを、事前にグアムに移り住んだスタッフから教えてもたったお店に行き全員のサイズ決めをし、帰国後柄を決めてオーダーする段取りも決めることができました。
チェックアウトから空港に行くまでの時間を利用して、もといたスタッフともみんなで昼食をとり楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今回は会長がいなくなって初めての研修旅行でした。
訪れる場所場所で会長とこんなことをしたなと思い出す度に少々しんみりはしましたが、会長の意思を継いでいかなくてはならないという責任と使命を強く感じる旅でした。
鈴木 博士
おわりに
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
私たちは、皆様より心から信頼と満足を得られる歯科医院作りをしています。
そのために一番大切なことは、博心会のスタッフ全員が固い絆を持ち、お互いを思いやり助け合い、時には叱咤激励し合って診療にあたることだと思っています。
今回の研修旅行でさらに結束力は強くなりました。
「こんなメンバーと出会えて嬉しい!」
「ここで働くことが出来て本当に良かった!」
博心会のスタッフが、心から感じて幸せになること。
スタッフが幸せになって初めてあなたを幸せにすることが出来ます。
そして、その環境を作るのが理事の使命だと思っています。
編集後記
今回の研修旅行も無事に終わりました。
グアムは近いこともあり、何度も研修旅行で訪れていますが、今回は会長をはじめ戦争体験者が徐々に少なくなることもあり、戦争を知らない自分たちの五感で戦争を感じてみようと出かけました。
日本人にとってポピュラーなグアムで悲惨な殺戮が行われたことを知るうちに、自分たちが今の平穏な生活をおくれていることがどんなに幸せなことなのか、そしてその生活の大切さ、過去の過ちを未来永劫二度と繰り返してはいけない事を感じることが出来ました。
今回の旅行を終え、スタッフが家族や友人と共に平和について語れる時が少しでも持てれば幸いです。
編集委員 鈴木 博士